BR-M590 Vブレーキ

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執筆 :: 2012/1/4

SHIMANO BR-M590 DEORE Vブレーキ

◆自転車通勤 | おすすめ度＝★★★★★５＝ブレーキシュー２セット分の値段で買える素晴らしいブレーキ

通勤用クロスバイクのブレーキを BR-M590 に交換した。
通勤用クロスバイクに元々ついていたブレーキは SHIMANO BR-M420 (ACERA)
このブレーキも悪くないブレーキだったので、当初は交換する予定はなかった。
しかし、最近のBR-M422 がついていたなら速攻交換していただろう(あのデザインが好きでないのだ...)。

BR-M420とMB-M590の違い

外見的な相違は、BR-M420(やM422)が舟付きのブレーキシュー S65T を使うのに対して、BR-M590 はカートリッジ式の S70Cだということ。
実際にはBR-M420に S70Cをつけたって良いのだが...

装着してみると BR-M420 との違いは結構分かる。ブレーキをかけたときの剛性感がかなり違うのだ。
BR-M590 のブレーキはまったくびびる感じがなく、どんなブレーキングをしても柔らかく、しかししっかりと効いてくれる。
このブレーキが 1,700円で手に入るのだから、絶対お買い得だ。
BR-M420(BR-M422)のブレーキシュー S65T だって 900円近くするのだから。

ブレーキシューがすり減ったときに、シューを交換する代わりにブレーキ丸ごと交換してしまえば、800円くらいでブレーキをアップグレードできたことになる。
パーツ交換をするのなら、まずはブレーキからだ。

BR-M420とでは、リーチが違うのではないかと若干心配した。
通勤用クロスバイクは、フロントキャリアがついているので、リーチが違うと取付に支障がある可能性があったのだ。
しかし、サイズ的にはほとんど変わらない大きさで、全く問題なく換装することができた。
ちなみに、BR-M590ブレーキ本体はそれぞれ、フロント用とリア用と別のものとして販売されているが、これはシューの取付向きの違いだけの問題なのでどちらを購入しても問題ない。

調整のしやすさ

BR-M420(BR-M422)は前部にボルトがついていて、アレンキーで回そうとするとフロントキャリアと干渉するために作業がしにくかった。
それに対して、BR-M590のブレーキワイヤーの固定ボルトは上部についている。
キャリアのことを考慮しなくても、この方が断然作業がしやすくて気に入っている。

ブレーキシューについて

BR-M590のブレーキシュー S70C はカートリッジ式なので、ブレーキシュー交換時のコストが安くなるのか期待してしまうが、 S70C の値段は 7～900円程度で、カートリッジ式でない S65T とさほど変わらない。
そのため、消耗品のコストを下げるために BR-M590に変えるのはあまり意味がない。
BR-M590の剛性感がブレーキ本体によるものなのか、S70C の影響もあるのかは分からない。
BR-M420(またはBR-M422)に S70Cをつけて試してみれば良いのだろうが、S70C単体で買うと何故かBR-M590を買うより高いので...