power表示できる kinetic のサイクルコンピュータ

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執筆 : 
2011/10/25

KINETIC T-725WL/T-725W

ダンシングできるサイクルトレーナーで有名なキネティック社のサイクルコンピュータ
サイクルトレーナー利用時だけではなく、実走時にも使える。
KINETIC

T-725WL/T-725Wの特徴

トレーナーで利用できるということからわかるように、後輪にスピードセンサーを取り付けることが出来る。
ブラケットはsigma のサイコンと同様、ひねって取り外しをするタイプで使い勝手が良さそう。

最大のポイントはkineticの流体式(fluid)サイクルトレーナーと一緒に使用したときに、パワー値を表示できることだろうか。
パワー値はライダーの体重と現在速度から算出する簡易的なものらしいが、kineticに最適化された計算式によって算出するようだ。
P = (5.244820) * S + (0.01968) * S*S*S
(S : mph , P : W)
Power Computer Tech Info(Kinetic)(英語サイト)

T-725WL/T-725Wの違い

TL-725WL はワイヤレス、T-725Wは有線のモデルになっている
TL-725WLはハートレートモニタにも対応しており、高度計も付属している

表示モードと操作性

上段には現在速度と現在温度、中段には走行時間が、それぞれ常時表示される
最下行は切り替え表示で
・平均/最大速度
・走行距離
・オドメーター
・現在時刻
・ストップウォッチ
・ケイデンス
・最小/最大温度
・心拍数(TL-725WL)
・現在高度(TL-725WL)
・パワーワット数
が表示できる

操作は左右のボタンと手前の2ボタンの合計4ボタン
最下行の表示は、右のMODEボタンで切換えられる
また各MODE中において、手前の+-ボタンを押すことで、表示値を変えることもできる。
たとえばケイデンスを表示しているときに-ボタンを押すと、平均/最大ケイデンスを見ることができるといった具合だ。

その他の特徴

ラップ機能あり
カウントダウンできる距離
2バイク対応
バックライトあり

固定ローラー台で使えるサイクルコンピュータ

固定ローラー台を使っていると、後輪からスピードを取得できるサイコンが欲しくなるものだ。
後輪にセンサーを取り付けられる安価なサイコンとしては、当研究所でも研究している以下のようなものがある。
sigma BC-1609
CATEYE CC-CD200N
CATEYE CC-RD200

BC1609 CC-CD200N CC-RD200
2バイク設定 ×
上部表示 速度 速度/ケイデンス 速度
平均ケイデンス × ×
気温 × ×
バックライト × ×
ブラケット取付位置 ハンドルバー/ステム ハンドルバー
/ステム(オプション)
ハンドルバー/ステム
ブラケット固定方式 Oリングまたはタイラップ ねじ式 FlexTight™
リアスピードセンサー オプション
積算距離手入力 ×

KINETIC T-725Wは KINETICのサイクルトレーナーとセットで使うのであれば最適だろう。
走でない場合は他の機種と較べると若干割高だが、機能的には SIGMAのBC1609を越えていると思われる。
高機能なものが良ければ選択の余地はあるかもしれない。
個人的にはこれだけ高機能なので、PCとの接続機能がとても残念。
LAPデータなどは小さなサイコンではなく、PCで見られると良いなぁ...

[関連記事]
ダンシングできる固定ローラー台
SIGMAのサイコン
CC-CD200N

製品マニュアル
POWER COMPUTERS T-725WL/T-725W(英語)

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