新型iPhone に GARMIN のセンサーをつなげる RFLKT+ (続報)

カテゴリ : 
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執筆 : 
2013/9/13

Garmin Edge などで使っている ant+ のスピードセンサーやケイデンスセンサーを、iPhone5 などで使えるようにする iPhone 連動のサイクルコンピュータ Wahoo RFLKT+ (リフレクトプラス)
KickStarter で出資を募っている。
前掲記事→ Wahoo RFLKT+ で新しい iPhone に ant+ をつなぐ?

なぜ Lightning 用の ant+ レシーバーは発売されないのだろう? と常々疑問だった
ant+ BLE ブリッジ機能を持っているものとしては、4iiii 社の心拍センサー Viiiiva があったが、個人的にはあまりピンとこなかった。
なので、RFLKT+ の出現は「待ってました!」と思ったのだが、 意外なほどにこの話題は盛り上がっていないようだ。

意外に盛り上がってこない ant+ - Bluetooth SMART のブリッジ機能
その理由を考えてみた。
(1) ニーズがない?
(2) 認知不足?

ニーズがない?

「ニーズがない」ということについては、2通り考えられる。
(A) ant+ ではなく Bluetooth SMART に乗り換えてしまった
(B) コアな ant+ ユーザは iPhone でトレーニングをしない

(1-A) ant+ ではなく Bluetooth SMART に乗り換えてしまった

今回の RFLKT+ のファーストターゲットは、「iPhone5 などで ant+ センサーを活用したい」というユーザだろう。
以前の iPhone で「Wahoo フィジカ・キー」などを挿して ant+ センサーを使っていたが、新型 iPhone に乗り換えたユーザとか...
フィジキ・キーが発売された当初はずいぶん話題になっていたので、このニーズはかなりあるのだろうと思っていたが、考えてみると当時は自転車用センサーを iPhone につなげることが物珍しかったから話題になっていたのかもしれない。
しかも当時はまだ Bluetooth SMART のデバイスはなく、ant+ しか選択肢がなかったのだ。
いまでは Wahoo Blue SC や Wahoo Blue HR などの Bluetooth SMART デバイスが発売されており、ant+ より Bluetooth SMART デバイスを選んだほうが、iPhone との親和性は良い。
フィジカ・キーを使っていたユーザもすでに Blue HR などを使っているのかもしれない。

(1-B) コアな ant+ ユーザは iPhone でトレーニングをしない

そもそも ant+ センサーを持っているユーザというのは、Garmin Edge などを利用しており、Edge の豊富なワークアウト機能やバーチャルパートナーなどに満足しており、トレーニングのために iPhone などを使いたいと思わない
という可能性はある。


認知不足?

それにしても、RFLKT+ の話題はほとんど見あたらない。
KickStarter でも誰かがコメントしていたが、広報不足ではないだろうか?
もっと広く宣伝すれば関心を持つ人も多いと思うのだが、フォーカルポイントなども RFLKT+ については情報を出していないようだ。


ご意見募集

という訳で、この仮説のどれが正しいのかを知るために、このBlogでさらなる宣伝活動をしてみたという訳である。

ant+ ユーザのみなさん、iPhone ユーザのみなさん、この件に関する見解がありましたらぜひ、コメント欄にてお知らせください。
よろしくお願いします。


KickStarter プロジェクトの状態

さて、残り一週間となった KickStarter のプロジェクト
9/13現在で $66,128(66%) となっている。
9/10 に新たに投入された大型のPledge レベルが人気を呼んだようで、 この一週間で少し盛り返してきた感じ。
新たな Pledgeレベルは$1,099以上で、 Wahoo RFLKT+, ant+ 心拍センサー, ant+ スピード&ケイデンスセンサーに、更になんと KICKR パワートレーナー までついてくると言う。
(残念ながらこれは米国内発送のみ対象)

(Wahoo KICKR は iPhone などから負荷をコントロールできるパワートレーナーで、 米国での販売価格は $1,099 である。)

Wahoo Fitness RFLKT+ SMART Bike Computer with ANT+ Bridge -- Kicktraq Mini

最近の勢いを今後1週間持続できれば、なんとか達成できる瀬戸際という状況だが、さすがにこの金額の Pledge が今後も続くとは思えない。
もっと認知を拡げて、$135レベルの Pledge をたくさん集める必要があるだろう。


雑感

当研究室は早くから Bluetooth 4.0 に乗ってしまったので、ant+ 対応デバイスとしては Bushido くらいしかない。
そういう意味ではあまり関係ないのだが、個人的にはこの手の技術は好きなので、できれば商品化して欲しいものだ...



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