ドイツ・ロマンティック街道 自転車ふたり旅

カテゴリ : 
自転車書籍 » エッセイ・ガイド
執筆 : 
2012/1/28
◆おすすめ度:★★★☆☆3=ロマンチック街道を自転車で走ってみたくなる

2000年の7月に60歳になる神谷すみ子さんは、その日を記念して、何か思い出に残る旅をしようと考え、「ロマンティック街道・メルヘン街道・エリカ街道」を夫とふたり、自転車で走ろうと考えた。

筆者は以前からスポーツバイクに乗っていたわけではなく、ドイツで自転車に乗りたいがために、ビアンキのクロスバイクを買い、出発までの3ヶ月間練習をしたという。
すごいチャレンジ精神だ。


ドイツは「環境に優しい国」と聞いていたが、同時に「人と自転車に優しい国」でもあった。

ドイツというと「アウトバーン」というイメージで、車優先なのかと思ったら、


町の中でも郊外であっても、車が私たち自転車を追い越すときは、(...中略)
まずゆるゆると後を付いて来て、対向車両が無いことを十分確認した上、
完全に対向車線にまで出て私たちを追い越す。(...中略)
すべての車が例外なくこのような追い越し方をしてくれ、(...中略)
この自転車の旅の間、車が原因で怖い思いをした記憶は全くない。

ドイツは自転車先進国なのだった。
ネット上でも、bike24やH&S bike などドイツの自転車ショップが頑張っている理由が分かったような気がする。

食事やビール、ホテルの話など、知り合いのおばさんの旅行記を聞いているようで、思わず自分も行ってみたくなる。
写真家である夫の神谷典夫氏の写真が随所に挿まれ、きれいなドイツの景色に心誘われる。
また、途中に以下のような様々なコラムがあり、楽しめる。


ラードラーという飲み物
ドイツで見たいろいろな自転車
ドイツビールの値段
ドイツで見かけた駐輪器具のいろいろ

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