自転車ぎこぎこ

カテゴリ : 
自転車書籍 » エッセイ・ガイド
執筆 : 
2011/12/18

自転車ぎこぎこ

◆おすすめ度:★★★☆☆3=あいかわらずの伊藤節は健在

こぐこぐ自転車の著者が贈る、老年(失礼)自転車エッセイ
こぐこぐ自転車のときに6台だった自転車はさらに増えたらしい。


本書の前半はめずらしくサイコンやヘルメットなど、自転車に必要なアクセサリを主題に短いエッセイが綴られている。
とはいえ、そこはこの著者なので、サイコンには有線と無線があってとかそういうつまらない話は全くなく、サイコンを買うために何度も店へ通ったなどというどうでもよい話が展開される。
前作より話が短くてテンポよく読めるのが気持ちよい。

後半は、あちらこちらへの旅の話。
先生なので全国に教え子がいて、自転車で交流しているという。
ひとえに人柄の賜物なのだろう。うらやましい限りである。

ヘルメットについては「こぐこぐ自転車」の紹介でも触れたが、周りからも色々言われたのかもしれない。
一度でも衝撃を受けたヘルメットは危険だというのは「業界の陰謀」と一刀両断。

当研究室の所在地も東京西部であり、甲州街道や新宿-四谷あたりは馴染み深いが、ただ通り過ぎてしまうだけなので本書に出てくるようなたいやき屋さんだったり、石碑などはまったく知らなかった。
たまにはゆっくり、ポタリングでもしてみたいものだと思った。

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