ライブトレーニングでできること

・コース・シミュレーション
GPSログやルートラボのデータ(GPX,KML)を読み込んで、コースを再現してトレーニングを行うことが出来る。
画面上には、コースマップ、コース断面図、パワー値/速度/ケイデンス/心拍数などが表示される。
Tacx bushido + TTS の Real Life Trainingのようなもの
・インターバルトレーニング
あらかじめプログラムした負荷値に沿って、トレーニングを行うことができる
Tacx bushido + TTS の Catalyst のようなもの
・フリートレーニング
自由にトレーニングして結果を記録

すべてのトレーニングの結果は、セッションごとに記録されてダイアリー形式で管理される。

負荷の調整は手動で

負荷は手元のリモコンシフターで手動調節する。
自動でローラー台の負荷をコントロールしてはくれない。
トレーニング中に、iPhoneの指示に従って負荷を手で変えるのは結構大変そうだ。

Tacx bushido+TTS との比較

bushido のように勝手に負荷が変わってくれるようにはならないのは残念だが、Real Life Training や Catalyst のようなことが(手動だが)できる。
さすがに TTS の Real Life Video や VR などをスマートフォンで実現するのはまだまだ厳しいと思うので機能的には充分か。

Gamin + minoura ユーザにとっては、iPhone 用の ant+ ドングルと iPhone アプリを追加するだけで使えるというのはお手軽だ。
逆に polar ユーザの方でローラー台を持っていない人であれば、Tacx bushido + Tacx Trainer Software をそろえるのをお勧めしたい。

手動で負荷を変えるのがどれくらい面倒かというのが気になる所だが...
退屈なローラー台トレーニングを続けられる忍耐強い人であれば、大丈夫なのかも。

ライブトレーニングの構成

ライブトレーニングは以下の機器構成を必要とする
・iPhone/iPod 用の ant+ レシーバ (ドングル) (純正品:6,800円)
・ant+ のスピードセンサー/ケイデンスセンサー/ハートレートセンサー
・minoura のライブトレーニング対応ローラ台
・LiveTraining アプリケーション (1,100円)

ant+ レシーバ は Digifit系 のドングルは使えないので注意が必要だ。
minoura から出ているものはWahoo FisicaKeyのOEM

ローラー台と物理的にも電気的にも接続する訳ではないのに、minoura のローラー台でしか使えないという理由は、パワー計算上の問題だけである。
ライブトレーニングの指定した負荷値にローラー台の負荷値を合わせておけば、ローラー台の特性からパワー値を近似値的に算出できる。
逆に言えば他のメーカーのローラー台でも、パラメータさえ算出できれば、ライブトレーニングに対応できるのだろうが...

妄想

Tacx bushido 用にスマートフォンでのトレーニングツールを開発する可能性はあり得るのだろうか？
PCを持たないユーザ層に対してのアプローチというマーケティング的な観点はあるだろうが、質的な向上の可能性は？

現在 bushido + PCで出来ていること
・GPSログ(高度情報の変化値)を使って、ローラー台の負荷を自動的にコントロール
・さらにビデオ動画をシンクロさせて、画面で表示
・ネットワークで他のユーザと仮想レースの実施
というようなことは、(CPUパワーの問題はあるにしても)スマートフォンでも出来るかもしれない。
ただ、別にスマートフォンでできてもメリットがないだろう。
bushido のコンピュータ(コントローラ) の代わりにスマートフォンを使うことも出来るだろうが、それも特にメリットがないか。
うーむ。すでに bushido + TTS は進化する余地がないのか？

参考サイト

Minoura Japan – ライブトレーニング
iPhoneアプリケーションで、充実したサイクリングライフを。(soneru)
マグテックスツインとLive Trainingで、いつものトレーニングが変わる(深谷産業)
soneru LiveTraining（ライブトレーニング）(SPOORTSWAY)
App Store - LiveTraining

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