MINOURA DS-520
◆ロード | おすすめ度=★★★★☆4=簡単にかけられて、簡単に取り出せる
ロードバイクの室内保管に使っているディスプレイスタンド。
シートステートとチェーンステーを2カ所のフックに引っかけて自立させるタイプで、着脱がとても簡単。
メーカーの商品ページ(MINOURA)
DS-520の特徴
・シートステーとチェーンステーを引っかけるだけの簡単装着・発泡PVC製のフックでフレームに傷が付かない
・リアホイールを外していても自転車を保持できる。
・支柱根元で折りたためてコンパクトに収納可能
慣れないうちは、ステーを引っかける場所の勘所が難しいが、慣れてしまえばほぼ一発で決まるようになる。
ちゃんと乗せてあれば倒れるようなことはなく、安定している。
他の製品との比較
ロードバイクを室内保管する場合のディスプレイスタンドには様々な種類がある。
一番簡易なものはリアエンドを挟むタイプ。
MINOURA(ミノウラ) ディスプレイスタンド DS-30BLT が代表的なものだ。
脱着する際にはスタンド自体をぐっと拡げてエンドから付け外しする。
非力な自分にはこれがちょっと苦手だ。
また、このタイプはハブ軸を挟んで保持するので、ホイールを外した状態では使うことが出来ない。
DS-520ではリア三角でフレームを保持するので、ホイールを外した状態で使うことが出来る。
保管用スタンドとしてのDS-520の魅力
エンドで挟むタイプのスタンドと比較して、フットプリント(設置面積)を少なくできることもDS-520の大きなポイントだ。
エンドで挟むタイプの DS-30BLT は足を開いたときの幅が280mmだ(700cの場合)。
これをエンド軸に挟むので、エンド軸の後方140mmまで脚が来る。
それに対してDS-520の脚の幅は同じく280mmだが、エンド軸に対して前方約100mm程度の所に引っかけるので、エンド軸後方40mmまでしか脚が来ない。
実際、当研究室のバイク置き場のスペースはとても小さく、DS-30BLTでは設置することが出来なかったが、DS-520ではぴったり収まる。
また、DS-30BLTでは車体の左右に脚があるので足下が邪魔だが、DS-520は片側支持なので、側面がすっきりして見えるのもGOOD
注意点
チェーンステーやシートステーの形状によってはうまく保持できないフレームもあると思われる。
と言っても、購入前に試してみるのも難しい。
試しに下のフックのサイズを測ってみた。
フック下部のR部分は、最下端から 約13mm の部分で、幅は19.5mmだった。
また、フック最上部、最下端から 約35mm の部分の幅は26.0mmだった。
上のフックと下のフックでも微妙にサイズが違うので、あまり目安にはならないけれど...
ステーが細いバイクの場合は最下部までスッポリ入るのだろうが、そうでない場合はフックの途中で保持されることになる。
pinarello の onda ステーのような変わった形状のものだとどうなるのかは不明だ。
当研究室のフレームの場合、写真で見て分かるようにフックの途中で保持されている。
つまり、フックにのっている訳ではなく引っかけられているので、取り外す際にはスタンドを押さえながら自転車を上へ持ち上げないと、自転車にスタンドがくっついてきてしまう。
もう少しフックが広ければこのようにはならないのだが、そうするとクロモリのバイクなどではグラグラしてしまうのだろう。
また、フレームの形状やホイールの種類によっては、フックの部分がリアホイールのスポークと干渉してしまうことがある。
写真のバイクの場合、ホイールが WH-R500の場合は問題ないが、WH-6700ではスポークが当たってしまう。
ちなみにMINOURAのサイトの商品写真や取扱説明書では、スプロケット側から自転車を保持している。
スプロケット側から保持すれば問題ないので、こちらを推奨しているのかもしれない。
フックの曲げ具合を加工しようとしたが、かなり固くて曲げることはできなかった。 フックがある程度曲げられるような素材だと良いのだが...
関連サイト
取扱説明書(MINOURA)[関連記事]
リアホイールを外したメンテナンスにチェーンキーパー
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