PersonalTrainer と ProTrainer5 の比較
トレーニンググラフ
最初にトレーニングを開いた状態の比較。
Blogなどでおなじみの ProTrainer5 の画面
上段にグラフとして心拍数、高度、速度、ケイデンスが色分けされて表示される。
下段には全般的な情報が表示される。
PersonalTrainer の画面
上段には全般的な情報が表示される。
中断のグラフは心拍数と速度だけが表示される。
下段に心拍ゾーンが表示されているのはなかなか良い感じ。
「時間の設定」をクリックして選択をすれば、グラフにケイデンスや高度も表示されるようになる。
残念ながら色分けなどがあまり適切とは思えず、ちょっとわかりにくい。
グラフデータのズーム
細かくデータを見るたびにズームしてみる。
ズームの方法はどちらもグラフ上で拡大したい範囲をドラッグするのだが、結果は少しだけ違う。
ProTrainer5 ではドラッグした範囲の時間軸だけに対してズームが有効になる
PersonalTrainerではドラッグして囲んだ四角い領域がズーム範囲になる。
慣れの問題もあるが、PersonalTrainerの場合ちゃんと四角い領域で囲んであげないと、予期しないことになって焦ることになる。
とはいえ細かい変動値を見たいときには、目的の部分だけズームできるのは良いのかもしれない。
「お絵かきツール的な拡大方法は嫌いだ」と以前sportstracks の評価の際に書いたが、このやり方なら許容できると思った。
比較した感想
やはりProTrainer5の方が良くできているというか、使いやすいというか...
計測データ値の違いについて
それにしても、ProTrainer5とPersonaltrainerで表示されるデータの値に違いがあることには驚いたというか安心したというか...
たとえば今回のデータでは、すでにトータル距離が異なる。
62.7km : 63.70km
ただ、データの解析ツールを研究している立場から言えばこれは取り立てて不思議なことではない。
距離は通常、速度と時間(GPSの場合は緯度経度と時間)から算出する。
そのため実際、ちょっとしたアルゴリズムの違いで、距離はだいぶ異なる値になってしまう。
ちなみに同じデータを、当研究所で開発しているツールで解析すると 63.81km という値が算出される。
だから、同じポラールのソフトなのにProtrainer5とpersonaltrainerで、値が違うことに安心したのだ。
これはポラールだけではなく、他社のソフトウェアでも大なり小なり同様のようだ。
プログラム開発者は比較的棲み分けしている。
・サイクルコンピュータのソフトウェア=組み込みソフト技術者
・ネイティブアプリケーションのソフトウェア=アプリケーションソフト技術者
(さらにWindowsとMacで異なっている...)
・Webアプリケーションのソフトウェア=Webアプリソフト技術者
という訳で、作る人や作る会社が違うので、ロジックも変わってしまうという現象が起きる。
これは即ち、絶対的なアルゴリズムが確立されている訳ではないと言うことだろう。
だから当研究所で算出した値がProTrainer5と違っていても、それは間違いな訳ではないのだ!(要するに言い訳か?)
コメントの投稿
AD
blogカテゴリ一覧
- 利用機材(3)
- ソフトウェア(0)
- @TripPC(9)
- ProTrainer5(15)
- Sports Analyzer(2)
- SportTracks(2)
- Tacx Trainer Software(24)
- DataCenter2.0(2)
- 用品(0)
- 自転車(4)
- 自転車書籍(0)
- 気になるもの(0)
- その他(1)
自転車通勤カテゴリ一覧
人気のエントリ
- GIANT ROCK4500 再生計画(5)
- SHIMANO DEORE FH-M590
- BRYTON Rider50 詳細
- 胸ストラップのいらない心拍計 MIO Alpha
- Polar H7 は BLE と GymLink を同時に使えるのか?
- BR-M590 Vブレーキ
- Rock4500のリニューアル(1)
- DEUTER(ドイター) のバックパック
- Vブレーキ用リングロック --- GORIN GR-920
- 自転車通勤用のヘルメットとして OGK LEFFを導入
姉妹サイト
softlab.masa-lab.netlego.masa-lab.net
xcl.masa-lab.net
archives.masa-lab.net