自転車通勤をするなら TSマーク を

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執筆 : 
2011/6/21

TSマークと付帯保険

◆自転車通勤 | おすすめ度=★★★★★5=自転車で通勤するなら保険には絶対入るべき

TSマークは整備点検済みの普通自転車に貼付されるマーク
TSマークの貼られた自転車を運転中に事故を起こした場合に、傷害保険金や賠償責任保険金として最高限度額2,000万円が支払われる。

TSマークの写真

自転車保険の必要性

自転車に乗るということは車に乗っているのと同じで、常に事故の可能性があるということだ
車の場合は自賠責保険が義務づけられているが、自転車にはそういったものはない
しかし通勤で自転車に乗るのであれば、何らかの自転車保険に入る責任があると思う

TSマークの取扱店 - 自転車安全整備店

自転車通勤をしているのであれば、TSマークの付いた自転車に乗るのがおすすめだ。
JCAの自転車総合保険などは個人にかけられた保険だが、 TSマークの付帯保険は自転車にかけられるもので、 TSマークの貼られた自転車での事故に対応することができる

TSマークは、自転車を購入するときにつけてもらうことができる。
また現在付いていない自転車であっても、点検整備をしてもらう際につけてもらうこともできる。
TSマークは自転車安全整備店でのみ取り付けてもらえる。
お店の前に「自転車安全整備店」という看板が掛かっているのを見かけることがあるだろう。
自転車安全整備店の看板
近くのお店が自転車安全整備店かどうかは、以下のサイトから確認することができる
自転車安全整備店一覧(日本交通管理技術協会)

TSマークの種類

TSマークには第一種TSマーク(青マーク)と第二種TSマーク(赤マーク)の二種類ある
マークによって付帯保険の補償額が異なる。

TSマーク付帯保険の補償内容

TSマーク(青) TSマーク(赤)
損害賠償責任補償
死亡または重度障害(1~7級)
1000万円
(限度額)
2000万円
(限度額)
傷害補償 死亡または重度障害
(1~4級)
30万円
(一律)
100万円
(一律)
入院補償
入院加療15日以上
1万円
(一律)
10万円
(一律)

損害賠償責任補償は、TSマークの付いている自転車に乗った人が、第三者に死亡又は重度後遺障害を負わせた場合に、損害賠償の補償をしてくれるものだ。
つまり誰かにぶつかったりした場合に、その賠償を補償してくれる。
こちらが最も重要だろう。

傷害補償は、TSマークの付いている自転車に乗った人が、交通事故によって事故の日から180日以内に入院、死亡又は重度後遺障害を被った場合の補償で、 つまり、自分が被害にあった場合のことだ。

年に一度は点検整備を

TSマークに付帯した保険の有効期間は(TSマークに記載されている)点検日より1年間(記載された日の1年後に当たる日の午後12時まで)
つまり一年に一度、自転車安全整備店で点検整備を行ってもらえば、TSマークを更新することができる。
更新を忘れていると保険がきかないので忘れないように
TSマークのシールには前回の点検日が書かれているので確認できる。

TSマークの価格

TSマークは点検整備とセットでつけられるものなので、定価はない。
自分がお願いしている自転車店では点検料込みで 1,500円(赤マーク)
サイクルベースあさひでは1,050円のようだ。
サイクルヨシダのネット店では新車購入時にのみ 500円で赤マークをつけることができるようだ。

参考サイト

TSマークとは(公益財団法人 日本交通管理技術協会)
自転車の制度と法律について【TSマーク制度】

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